年末に入り、29日まで予約は満席。
30日、31日はおせちの仕込みが控えていて、
店も頭もフル回転の時期に入りました。

飲食店にとって年末は、
忙しさだけでなく、判断の数が一気に増える時期です。
人の動き、仕込み、時間、確認事項。
少しのズレが、そのまま現場の混乱につながることもあります。

それでも、今年の店内はとても落ち着いています。
慌ただしさはありますが、
空気が荒れるような場面はありません。

振り返ると、開業当初は違いました。
忙しくなればなるほど、
「何か起きないか」「誰かが困らないか」と、
常に身構えていたように思います。

今は少し感覚が変わりました。

トラブルが起きたら対応する、というよりも、
そうならないように店を作ってきた、
という感覚の方が近いかもしれません。

6年弱営業してきて、
細かな行き違いはあったとしても、
大きなクレームに発展したことはありません。

理由は単純で、
違和感が生まれた時に、
その日のうちに話を整えてきたからだと思っています。

違和感をそのままにしない。
温度が上がりきる前に、一度落ち着いて話す。
次の日に持ち越さない。

特別なことではありませんが、
それを日常の仕事として続けてきました。

派手なことはしていません。
無理なオペレーションもしません。
無理のない形で続けられることを、
一つずつ積み重ねてきました。

そうした判断の積み重ねが、
結果として、年末の忙しい時期でも
店が静かに回る状態を作ってくれているのだと思います。

年末はまだ続きます。
おせちの準備も、営業も、やることは山積みです。

それでも、
今日やるべきことを、今日のうちに整える。
ただ、それを淡々と繰り返すだけ。

今年も、そんな年末を迎えています。

 

Turu no Omotenashi    オーナー 今鶴 博