マクドナルドに入社し、私は滋賀県の栗東店に配属された。新しい環境でのスタートに期待と不安が入り混じる中、まさか社会人としての基本を痛感する出来事が待っているとは思わなかった。

大学時代、私はバーテンダーのアルバイトで夜型の生活を続けていた。その習慣が抜けず、マクドナルドのオープンシフトに慣れることができなかった。結果、3日連続で寝坊するという大失態。3日目には、焦りから車で飛び出したものの店舗の入り口で縁石に乗り上げてしまった。

当然、店長に呼び出され、始末書を書くことに。社会人としての意識が甘かった自分にとってこの出来事は大きな転機となった。この失敗があったからこそ、私はその後 マクドナルド時代から「つるのおもてなし」まで、20年以上無遅刻を貫いている。あの時店長の叱責がなかったら、今の自分はどうなっていたかを考えると少しぞっとする。

次回は、この経験を通じて「仕事への向き合い方」がどう変わったのかについてお話しよう。

 

 

次回もお楽しみに!! 『つるっち』こと 今鶴 博でした。