つるのおもてなしオーナーの今鶴です。
今回は、YouTube第15回。
**「何回教えてもスタッフができない店の共通点」**についてお話ししました。

飲食店でスタッフを育成していると、

「何回教えても同じことを聞かれる」
「何回教えても同じミスをする」
「もっと自分で考えて動いてほしい」

と感じることはありませんか。

一見すると、スタッフの能力や意欲、あるいは教え方の問題に見えるかもしれません。

しかし私は、育成の順番に原因があるケースも多いと考えています。

まずは、店を理解してもらう

当店では、新しく入ったスタッフにいきなり作業だけを教えることはしません。

まずオリエンテーションで、

・どんなお店を目指しているのか
・どんなお客様に、どんな時間を届けたいのか
・この店が何を大切にしているのか

といったブランディングコンセプトを共有します。

目的が分からないまま技術だけを教えても、仕事は「作業」になりやすいからです。

次にトレーニング

店の考え方を理解してもらった後に、その店のしつらえに必要な技術や基準をトレーニングします。

接客の仕方。
動き方。
提供の基準。
店内を整える基準。

ここで大切なのは、いきなり「自分で考えて動いて」と求めないことです。

判断するためには、まず基準が必要です。

基準がない人に、自分で考えろとは言えません。

その後にコーチング

必要な基準が身についた後に、本人の目標に向かってコーチングを行います。

次に何を目指すのか。
どこを伸ばしたいのか。
自分ではどう考えているのか。

ここで初めて、自分で考え、成長する力を引き出していきます。

私が大切にしている順番は、

オリエンテーション

トレーニング

コーチング

です。

教え方より、育成の順番

何回教えてもスタッフができない。

そんな時、スタッフだけを責めたり、教え方だけを変えたりする前に、一度「育成の順番」を見直してみることも大切です。

店の目的を理解する。
基準を身につける。
その上で、自分で考える。

この順番が整うことで、スタッフは「言われたから動く」状態から、理解して判断し、自分で動く状態へ変わっていきます。

その積み重ねが、人が育ち、店長だけに頼らない店舗づくりにつながります。

マック式・自走店舗メソッドについて

「スタッフが自ら考え、動く。」

「店長がすべてを抱え込まない。」

「再現性のある仕組みで、人が育つ店舗をつくる。」

22年間の現場経験と現在の店舗経営で培った考え方をもとに、飲食店オーナー向けのコンサルティングを行っています。

詳しくはこちらをご覧ください。

株式会社bgrホームページ
https://bgr-shiga.com/

著者:今鶴 博
滋賀県守山市「つるのおもてなし」オーナー/小さな飲食店の人材育成・店舗運営アドバイザー。

元マクドナルド社員として培った店舗運営・人材育成の経験と、現在の飲食店経営での実践をもとに、「マック式・自走店舗メソッド」を発信しています。